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善人だけが早死にする

40年前、Billy Joelのalbum, “The Stranger”に”Only the good die young”という曲が入っていた。https://www.youtube.com/watch?v=zhjNm20XbXw:敬虔なカソリック家庭に育つ少女(Virginia)に処女(virgin)なんか守ってないで僕と「いいこと」しようよと呼びかける内容に、カソリック教会から激しい抗議を受けた。曲のタイトルは「善人だけが早死にする(人生は短い、固いコト言わないで楽しいコトしようよ)」。

 3月7日、森友学園の国有地売却問題を巡り、払い下げの価格交渉で汚れ役を一身に背負わされていた財務省近畿財務局、池田靖統括官の直属の部下、赤木俊夫・金融監督第三課上席国有財産管理官(54歳)が遺書を残して自殺した。昨年後年から休みがちで大阪地検の取り調べ後のことだったという。2016年6月、近畿財務局が国交省大阪航空局に通知した際の決済文書の「本件の特殊性に鑑み」とあった文言のほか、他の決済文書の「学園に価格提示を行う」との記載など300箇所を削除もしくは改竄した責任を負わされたようだ。本件に関しては、2017年3月、8億円値引きの根拠とされる工事(地下埋設ゴミの撤去)を担当した田中造園土木(藤原工業の下請け)の社長だった秋山肇氏が突然変死している。毎日新聞の取材に答えて「国に掘り起こす必要はないと指示された」と証言した記事が6日夕刊に掲載され、翌7日夜に死亡した。警察発表は「自殺」だが、近親者は「心臓発作」が死因だと主張している。

 改竄文書から安倍晋三、平沼赳夫、麻生太郎ら政治家・日本会議メンバーの名前が消されている。中でも、安倍昭恵の関与を明示していた箇所はすべて削除されている。容易に推察できることだが、「安倍晋三案件」という特殊プロジェクトを推進するため、政治家・官僚が口裏を合わせ、すべて内密にコトを進めようと画策したが、末端で綻びが露呈したということだ。官僚の人事権を掌握している官邸が、安倍晋三の靴底を舐めてまで保身・出世を優先するさもしい官僚を論功行賞という疑似餌で操った果てに、矛盾の処理が末端へ及んだということだろう。情報開示(ディスクロージャー)、アカウンタビリティなどというグローバリゼーションに必須の価値は悉く蔑ろにされ、ウソにウソを重ねた佐川宣寿のつけは、赤木氏らの命で払わされたわけだ。佐川本人は、懲戒処分(減給20%3ヶ月)の上、依願退官が認められ、「ご苦労さん」とお役御免となった。ほとぼりが冷めた頃、おいしい天下り先が用意されることだろう。

 「くれぐれも『安倍』の痕跡を残さないように」とできるだけ口頭で暗号・符牒を使い、文書では明示しないように進められた「安倍晋三記念小学校」建築計画は、あまりに原理原則・慣例を逸脱していた。稟議の際、『安倍』など有力政治家が絡む特殊案件であることを示唆することなしには、決済できたはずもない。ところが、リークされ、政治問題化された。そうなると、なぜ、そのような文書を残したのか、あれほど内密に証拠を残すなと言っただろうと上司に詰め寄られただろう。周囲は見て見ぬふり。四面楚歌の中、赤木氏は進退窮まり自害された。当時の近畿財務局長・武内良樹は知らんぷりし、理財局次長の富山一成は言質を取られぬように能面を貫いている。

 安倍晋三、麻生太郎は、本人の能力だけからいえば、到底エリートではない。岸信介、吉田茂という戦後政界の重鎮の末裔に過ぎない。彼らが発する言葉にはロゴスがない。官僚作文を棒読みする、その場しのぎの空疎な日本語が右から左へ流されるだけである。まともに漢字も読めない。そうした低レベルの無教養人間に東大卒の高級官僚たちが額づき媚びを売っている。麻生太郎に「佐川が、佐川が」と詰め腹を切らされ、辞任を余儀なくされた佐川宣寿の般若のような情けない相貌は森友・加計問題という疑獄事件を振り返る度にメディアに取り上げられることになるだろう。まさに恥辱の歴史となっているのだ。

 政治・疑獄事件に際し、末端の人々は簡単に姿を消される。1976年、ロッキード事件でも、日経新聞の高松康雄記者が変死し、児玉誉士夫の通訳だった福田太郎氏、田中角栄の運転手・笠原正則氏が不審死した。1988年、リクルート事件でも、竹下首相の秘書・青木伊平氏が自殺した。1987年5月、朝日新聞阪神支局(兵庫県西宮市)襲撃事件で殺害された小尻知博記者も追っていた(潜在的)疑獄事件(赤報隊は見せかけだろう)との関連が疑われる。

戦後政治は、ウソで塗り固められている。イラクや南スーダンに派遣され、その後自殺したとされる60名を超える自衛隊員も戦闘行為で命を落とした可能性が高い。当時、稲田朋美防衛相が「戦闘行為」ではなく「武力衝突」だと言い換え、憲法9条に抵触しないと強弁したが、日本語が壊されていることに気付いた国民は少ない。このときも、その模様を記録した「日誌」の有無、破棄したかどうかが議論された。こうした不毛な議論に終始する日本、それを許している日本人、その代表こそ安倍晋三にほかならない。過去のブログで、今の日本はアヘン戦争当時の清よりも劣化していると述べた。今回の森友加計疑獄事件も、背後で蠢く組織に注意しなければ、「悪い」官僚・「悪い」政治家を排除するだけで終わってしまうだろう。善人だけが詰め腹を切らされる世の中で本当にいいのだろうか?


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